整備士資格試験の暗記ポイント「高熱価型スパーク・プラグ」について学んでいきます!
スパーク・プラグはエンジンシリンダー内にあります。
エンジンはシリンダー内で燃料と空気を混ぜ合わせ、スパーク・プラグで点火し、爆発の力でピストンを押し下げ、クランクシャフトで回転運動に換えています。つまりスパーク・プラグはエンジン内で爆発を生むきっかけの役割を持ちます。
今回ご説明していくスパーク・プラグは高熱価型です。(低熱価型との比較がよく出るので前回の動画を一度見てみるとより理解しやすいと思います!)
外見は低熱価型と比べると碍子脚部が短いです。この碍子脚部が短いとガス・ポケットの容量が小さくなり火炎にさらされる部分の表面積が減ります。低熱価型とは逆で『コールド・タイプ』『冷え型』と言われています。
高温になりやすいエンジンなどに高熱価型のスパーク・プラグが選択されます。逆に高温になりやすいエンジンに低熱価型を使うと電極部が焼けすぎてしまいます。
低熱価型とよく間違われるので、『高』と『熱価』の間に『放』の字を入れて『高放熱』だから熱をよく出して冷める、と覚えるのが良いでしょう。
<高熱価型のまとめ>
・碍子脚部が短い
・電極部の熱が上がりづらい
・コールド・タイプ
・冷え型