【ミニメカニックTV】第45話「かりんの為になる整備士試験講座‐低熱価型スパークプラグ‐」

整備士資格試験の暗記ポイント「低熱価型スパーク・プラグ」について学んでいきます!

 

スパーク・プラグとはエンジン内で爆発を生むきっかけの役割を持ちます。今回説明していくのは低熱価型のスパークプラグです。

碍子脚部が長いためガス・ポケットの容量が大きくなり火炎にさらされる部分の表面積が増えます。そのようなことから『ホット・タイプ』『焼け型』と言われています。

火炎にさらされる部分を増やす理由はいくつかありますが、一番は『低い温度で自己清浄を狙う』という意味があります。そもそも燃料室は燃えカスが付着しやすい環境にあり、この燃えカスがスパーク・プラグの電極部に積もると発生させる火花を小さくさせます。そこでスパーク・プラグ自体の温度を上げて燃えカスを焼き切り、自己清浄を行っています。つまり低い温度域のエンジンだとスパーク・プラグが十分に熱されない可能性があるので、低い温度でも熱せられるようスパーク・プラグに工夫が施されています。

また、よく高熱価型と間違われるため『低』と『熱価』の間に『放』の字を入れ、『低放熱』だから熱がこもり熱くなりやすい方と覚えておくと良いでしょう。

 

<低熱価型のポイント>

・碍子脚部が長い

・電極部の熱が上がりやすい

・ホット・タイプ

・焼け型