【ミニメカニックTV】第40話「かりんの為になる整備士試験講座「ピストンリング:アンダカット型」

整備士資格試験の暗記ポイント「ピストンリング:アンダカット(テーパ・アンダ・カット)型」についてご説明します!

 

ピストンリングとはピストンとシリンダー間にあるリングでエンジンが効率よく仕事をする為に必要な部品です。ピストンリングについては以前別動画でご説明してあります!

今回も動画では断面図を使ってアンダカットを解説します。

リング外周の下部がカットされた形状になっていて、シリンダー側の下部が直角にカットされています。今までの型はシンプルでしたがアンダカット型はなんらかの工夫が施されている感じがしますね。アンダカット型の特徴として斜めに傾くことでオイルをかき落とす性能に優れています。燃焼時には高圧が加わることで接地面が増えて気密性にも優れています。つまり燃焼行程で発生したガスを下に漏らしません。また、この状態はシリンダーとの面圧が高いためオイル上がりの防止にも繋がります。以上の特徴から「アンダカット型」は主にオイルリングのすぐ上のリングに使われることが多いです。

 

「アンダカット(テーパ・アンダ・カット)型」の特徴をまとめると…

①形状が外周の下部がカットされた形状

②オイルをかき落とす性能に優れている

③気密性に優れている

④オイルリングのすぐ上に使用される

 

 

「アンダカット(テーパ・アンダ・カット)型」是非覚えておきましょう!