最近はスペアタイヤを搭載せずにパンク修理剤を装備する車が多くなってきています。自分の車はスペアタイヤなのか、それともパンク修理剤が搭載されているのか確認を行いましょう。また、パンク修理剤の使い方は覚えておくと良いでしょう。
今回は、そんなパンク修理剤を使ったことが無いというメカドルに使い方を体験してもらいました!
純正で搭載されている修理キットは修理剤とコンプレッサーからなるものが多いです。基本的にはキットに取扱説明書が付いているのでそれに従って修理をしていきましょう。
今回使用したのは量販店で購入したホルツ社のパンク修理剤。この修理剤にの使用法に基づいて今回はご説明していきます。
①パンクしたタイヤに刺さっている異物を取り除く。
②異物とタイヤ内の空気を完全に抜きパンク穴の位置を調整する。
③修理剤の缶をよく振り液剤を注入。この時パンク修理剤と空気が同時に入ります。
④液剤を注入したら車を前後に動かし、液体ゴム成分の偏りを減らす。
⑤その後少し車を走らせ、空気が抜けていないか確認。
市販パンク修理剤の作業は以上です。驚くほど簡単で手間いらずですね。しかし本格的な修理は不要とされていますが『応急的なパンク修理』と考えるのがベターです。基本的に修理剤を使用したタイヤに対してそれ以外の方法での修理は難しく、整備士から見ると安全性を考慮するとタイヤ交換した方がおすすめです。
パンク修理剤のメリットは、手軽でジャッキアップもせずホイールナットも緩めないので修理後にタイヤが取れる心配もありません。
デメリットとしてはパンク修理剤を使用するとタイヤとして使い物にならないことです。また、仮に液剤がホイールに付着してしまうとそのホイールをきれいにする為の手間(コスト)も余分に必要になり、きれいに取れなかった場合ホイール交換も必要となってしまいます。
どちらが良いかは人にもよりますが、メカドルはスペアタイヤがおすすめ!バーストやサイドウォールの損傷に対応し、パンクしたタイヤの修理も可能となるスペアタイヤの強みも大きいといえます。
修理キット搭載車でもスペアタイヤ用のスペースは用意されていることが多いので、もし修理キットしかない方はスペアタイヤも持っておくと安心でしょう。スペアタイヤの購入に関してはディーラーやタイヤ専門店に相談してみてください!