【メカドルの愛車で教える!】日常点検その1【メカニックTV】

今日取り上げるのは、車を持っている全ての人が知っているべき日常点検です!

 

車の安全を確保するため適切な時期に点検を行うことが法令で定められています。(※事業用車は1日1回だが、自家用車は『適切な時期』とされています)

 

日常点検は

・エンジンルーム…5項目

・外回り…4項目

・運転席…6項目

の計15項目あります。

5〜10分で終えられる内容なので是非運転する前にやってみましょう。事業用車のように毎日する必要は無いが1ヶ月に1回は点検すると安心です。

 

日常点検のチェック用資料は国土交通省やJAFのサイトに用意されていますが、取扱説明書やメンテナンスノートにも日常点検のやり方が記載されています。

 

 

*エンジンルーム

①冷却水の量…リザーバータンクの液量が上限と加減の間にあるか点検。冷却水が少ない時には補水するか整備工場へGO!水を足した後に工場へ持って行った場合、整備士にその点を伝えると尚良いでしょう。(冷却水の著しい減少はオーバーヒートなど故障の原因に)

②ウォッシャールーム…タンク内の水量を確認する。不足時に警告灯が点灯する車種もある。残量が少ない時は上限ラインまで足してあげましょう。タンクの中が空でモーターを回すとモーターが故障する原因となります。また冬季は凍結することがあるのでウォッシャー液は専用品がおすすめです。

③バッテリーの液量…車体を揺らす等して液量が規定の範囲内にあるか点検する。バッテリーは寿命(約2〜3年)があるので経過年数も時々チェックしよう。

④エンジンオイル…オイルレベルゲージを使ってオイルが規定量入っているか点検。エンジンがかかっている状態だと高温のオイルが吹き出る可能性があるので必ず点検する際はエンジンを切った状態で行いましょう。一度オイルを拭き取ったゲージでHとLの間にオイルが付くか確認します。レベルゲージのHとLの差は1ℓになっていることが多いので、オイルを足す際の目安にすると良いでしょう。

⑤ブレーキ液の量…ブレーキ液の残量をリザーバータンクで確認します。減っていたらブレーキパットが薄くなっている場合があるので整備工場などに持って行くのがベター。

エンジン周辺にオイルや水漏れが無いかついでにチェックしてあげると安心です。そうすると車がより長寿命になります。

 

*車の外回り(外装)

⑥⑦タイヤの状態・ミゾ…タイヤのミゾの深さや亀裂が無いかをチェック。ステアリングを切っておくとタイヤの状態を確認しやすいです。保安基準で定められたミゾの深さ1.6mmの目安がスリップサイン。同時に亀裂や摩耗、損傷などのチェックも必要です。

⑧タイヤの空気圧…エアゲージがあれば空気圧が計測でき、設備のある工場等なら補充も可能。しかしゲージをプライベートで所有している人は少ないので、月に1回程度ガソリンをいれるついでに空気圧チェックと補充を行うと良いでしょう。正常な状態の見た目を覚えれば見ただけである程度の判断も出来るようになります。

⑨ライト類の作動と状態…ライトが正常に点灯・点滅するか、レンズが汚れていないかを確認。しかしブレーキとバックのライトは作動している状態を自分で確認しにくいので、その場合、イグニッションオン状態なら安全にバックランプを確認可能。ブレーキランプの確認は窓や壁、後続車などを使うのが便利です。ウィンカーは球切れすると点滅速度に変化が生じます。バルブは整備士にもいつきれるかわからないので、普段から気を配ることが大切です。

 

 

運転席に座ってから確認する項目については次のメカニックTVでご紹介いたします!