色々な電源の取り方と注意点 その1【メカニックTV】

色々な電源の取り方と注意点を解説

前回バックカメラの取り付けの際、電源をシガーで取りましたが、別の場所で電源を取りたい人も多いかと思います。現在はシガーソケットを増設する様々なアイテムが市販されています。この場合アクセサリー電源とアースを接続し、内装パネルの裏側などに設置します。配線と増設プラグを裏側に隠せば、表からは電源を使ってないように見え、すっきりとした室内に仕上げることができます。シガープラグからコードを切断して、直接電源とアースに繋げることもできます。電源やアースへの接続は過去に紹介した配線加工の方法でOKです。
シガープラグを使う利点はヒューズが内部に入っている点です。ヒューズは車で多く使われている部品です。故障や配線トラブルなどでショートした時、クルマのハーネスには過電流が流れます。過電流は他の部品まで故障させる他、配線の過熱から車両火災に繋がる原因になります。そのような事態にならないよう、想定以上の電流が流れると切れて車両を保護するのがヒューズの役割です。多くのヒューズが集まるヒューズボックスはどんな車種でも大抵設置されている設備になります。R35 GT-Rの場合エンジンルームと運転席足元にあり、一部車種ではトランク内にある事もあります。シガープラグの配線を加工する際は、必ずヒューズも移設するようにしましょう。配線上にヒューズを装着するための専用アイテムも多数市販されています。装着する場所に合わせて加工すれば、さらにスマートに装着することも可能です。