【ミニメカニックTV】第30話「かりんの為になる整備士試験講座 ピストンリング:バレルフェース型 」

第30話「かりんの為になる整備士試験講座 ピストンリング:バレルフェース型 」

今回勉強するのは整備士資格試験の暗記ポイント、ピストンリング:バレルフェース型です。ピストンとはピストンとシリンダー間にあるリングでエンジンが効率良く仕事をするために必要な部品です。

動画内の図は断面図です。シリンダーとの接地面の側面が円弧状になっています。バレルフェース型の特徴としてピストンとシリンダーの接地面が小さいことがあげられます。接地面が小さいので動きやすくなり、異常摩耗が防止できます。この特徴は「初期馴染み」の際に効果が発揮されます。新車の時はピストン・シリンダーが新しいものなので、シリンダー内に付着しているオイルの量が少ないです。オイルが少ない状態で接地面が大きいリングを使用すると摩擦が大きくなり異常摩耗を起こし、部品の寿命に影響します。また、ピストンが上がる際に接地面が少ないこの形状は動きのきっかけ作りにもなるので、トップリングにもよく使われます。