【メカドルの愛車R35で解説】バッテリーチェック【メカニックTV】

バッテリーチェックの方法を解説

密閉式やドライ、リチウムイオンなどバッテリーにも種類がありますが、今回は開栓式バッテリーを取り上げます。

1.一番手軽にできる点検の方法がバッテリー液の量の確認です。車体を揺らす、ライトで照らすなどで、液量がアッパーとロワの間にあるか確認します。

2.バッテリーは使用とともに液量が減少します。ロワより少ない場合は補充液を足します。バッテリー補充液はホームセンターやカー用品店などで数十円で購入できます。精製水に添加物(今回は硫酸化合物)を追加した強化補充液などもあります。こちらもカー用品店などで購入できます。

3.バッテリー液の量に続いて確認するのはバッテリーの充電状態を表す「比重」です。比重をチェックするにはまず蓋を外します。蓋はドライバーやコインなどで回せます。危険性の高い液体なのでゴム手袋をしましょう。

4.スポイト状になっている比重計を差し込み、バッテリー液を比重計に吸い上げます。「浮き」のようなインジケーターが沈んでいる部分が比重の値となります。比重は1.25~1.28が正常です。1.25以下の場合は充電不足、1.28以上の場合は過充電状態です。この計測をすべてのセルに行います。セルごとの差が0.4以上だと交換の目安です。

昔のバッテリーは徐々に性能が低下していましたが、最近は劣化が使い心地に現れにくい傾向にあります。出先で急なトラブルになるのを避けるため、日ごろからバッテリーの状態は確認しておきましょう。