【ミニメカニックTV】第23話「かりんのためになる働く車解説-パトカー- 」

第23話「かりんのためになる働く車解説-パトカー- 」

一般的な白黒パトカーの正式名称は無線警ら車、交通取締用四輪車と呼びます。パトカーが導入された頃は白色の車が多く、他の車と見分けがつきやすいように下半分を黒くしたのが始まりと言われています。また、未舗装が多かった当時の道路事情により汚れが激しかったため、下を黒色にしたという説もあります。パトカーの車種は一般的なものがクラウンで、最近ではレガシィやスイフト、ノートなどの車種もパトカーとして使用されています。スポーツカーであるRX-7のパトカーもあります。パトカーの装備である昇降装置は電動とガス圧で作動し、サイドブレーキをかけた状態でトランクを開けると自動で赤色警光灯(パトカーライト)がせりあがります。最近では警光灯の真上に周囲360度を記録・撮影できるカメラを搭載しているパトカーもあります。サイレンアンプはセンターコンソールにあるスイッチで作動します。緊急走行の際、スイッチで電子サイレンを鳴らします。スピーカーは警光灯の中央部分などに設置されます。カーナビは通信指令本部から指令された110番の内容、住所などが表示される特別なシステム(カーロケーションシステム)を搭載しています。通称カーロケです。現在のカーロケナビは他の捜査車両の位置や通報内容、被疑者の顔写真、事件現場写真なども表示できます。速度測定装置(ストップメーター)や警察無線(警察が使用する業務無線)などもあります。警察無線で活動現場と警察本部などとの通信を可能にしています。