【ミニメカニックTV】第21話「車を捨てる?廃車とは?」

第21話「車を捨てる?廃車とは?」

日本で年間で廃車される車は、年間保有台数の5~7%と言われています。数にして約500万台です。世界的にみると多い方です。廃車になったからといって全く使用できなくなるわけではありません。解体される車以外にも中古車市場に回ったり、輸出用中古車として海外に持ち出されたりします。廃車は「自動車本来の用途における使用をやめて、車籍を抹消すること、またはそうされた車両のこと」を意味します。つまり車の所有者が抹消登録をしてナンバープレートが外されると廃車になります。抹消登録には、解体されて二度と使用されなくなる永久抹消登録と、中古車として国内外に出回る可能性のある一時抹消登録があります。車には多くの資源が使われているため、再利用される事が多いです。自動車リサイクル法のおかげで、廃車自動車全体の重量のうち約90%がリサイクル・リユースされています。日本の中古車は性能が良く故障しにくいので海外市場では高い人気があります。

※自動車リサイクル法…リサイクル型社会実現に向け、車の所有者、関連事業者、メーカー・輸入業者の役割を定めた法律(2005年1月開始)