【整備士向け】サイドブレーキの調整【メカニックTV】

サイドブレーキの調整の仕方を解説

今回紹介するのはサイドブレーキのレバーの引き代や遊び量の調整方法です。レバーの引き代や遊びの調整は効きを強める方法ではないので注意してください。サンプルマシンはRX-7(FD3S)で遊びも引き代もかなり多い状態です。適正量に合わせると同時に好みにも合わせて引き代や遊びの量を調整できます。

1.最初にシフトノブを外し、レバー周辺の内装部品を外していきます。調整のためのボルトとナットはアクセスしやすい場所にあることが多いです。引き代を少なくする作業の場合は作業後にレバーを戻せなくなることもあるので注意です。

2.ナット部分からボルトが飛び出すので、作業にはディープソケットが適しています。調整用のナットを締めると引き代は少なく、緩めると引き代は多くなります。今回のRX-7はすでに引き代が少ないため、今後はブレーキ側での調整が必要そうです。

3.調整前は9ノッチだったレバーの引き代が4ノッチまで減少、遊びも少なくなりました。

レバー側の調整では効きが変わらない、効きが弱い時はブレーキ側を調整しましょう。サイドブレーキの調整は作業前後で変化を体感できる数少ないメニューです。メカドルはサイドブレーキの調整を大切な作業だと考えています。