【イベレポ】学ドリ西日本大会レポート!

学ドリ西日本大会レポート!

ドリフト専門月刊誌ドリフト天国が主催し、クルマ好きの現役学生たちがその技術を競う全日本学生ドリフト王座決定戦(通称学ドリ)のレポートをお送りします。西日本大会と東日本大会、そして東西の上位選手による統一選からなる、ドリフトの甲子園です。年齢制限や学生しか参加できない大会のため、数年間の大会に青春をかけて参加する学生が多いです。選手宣誓、記念撮影、練習走行と進行し、いよいよ予選の走行が始まります。学ドリ名物の予選方法が「パイロン卍」です。パイロンスラロームをドリフトで駆け抜けます。開催地に左右されない公平な方法で一発勝負の緊張感が醍醐味です。ドリフトにクラッシュはつきもので、そこからのリカバリー力も問われます。予選のパイロン卍をトップで通過するとパイロン王子の称号とトロフィーが送られます。

前回の西日本で優勝した山口さんが今回も出場していたのでメカドルがインタビューしました。前回東西大会でセフィーロが廃車になってしまいましたが車を変えていました。今回も前回と同じくセフィーロで出場です。学ドリではセフィーロが少なく、人とかぶらなくて気に入っているそうです。前回のセフィーロはほぼノーマルで出場して優勝して審査員を驚かせました。今回はエンジンをRB20(2ℓ)からRB25(2.5ℓ)に変えています。RB20は低回転域のトルクが無かったので、その分変えて楽になったそうです。車検と整備込みで全部で100万円との事です。東西の大会の上位4名が東西統一選に進出し、日本一を決めますが、山口さんは前回西1位で通過し、ベスト4で敗退しています。今回はラスト出場という事で優勝を意気込んでいます。同世代の人ばかりで盛り上がりもあり、皆が一丸となっているところが好きとの事です。続いて発見したAE86トレノは父親から息子へ受け継いだ車両だそうです。エンジンは同じ4A-GEエンジンですがノーマルからAE92搭載エンジンに換装していました。なんと現役で通勤に使われている車で出場です!前回優勝の山口さんは予選3位通過、AE86の西村さんは予選5位通過でした。積車も取材をしました。フルフラットでシャタコン車にも対応する4t積載車180SX(RPS13)です。4t積載車の運転は中型免許が必要で、わざわざ免許を取得されています。愛車もチェックしましたが、クルマ作りやステッカーなどの雰囲気からメカドルは「ウマそう」と感じたようです。予選は通貨しましたがブースト圧が不調ですが工具不足で、このまま走るつもりでいるそうです。室内はかなり競技者ライクなテイストでした。その他、世代やエンジン違いのアルトを8台所有している京都大学の院生や劣化をステッカーで埋め尽くしているシルビアのオーナなどにも遭遇しました。

学ドリ西日本大会は単走審査の1回戦、2回戦と順調に進行。2018年の西日本大会を制したのは180SXで参戦する三木さんでした!