【整備士向け】はんだ付けでの配線の接続【メカニックTV】

はんだ付けでの配線の接続の解説

今回は高い強度を確保できるハンダを使った配線の接続を解説します。ハンダ付けは接続した導線部分にハンダを溶かしいれて固定する方法です。実際のハンダ付けにはコツがあり、初心者と上級者で仕上がりに差がでます。室内の配線作業が多いディーラーはハンダ付けをする機会が少ないですが、ハンダ付けは自動車整備に有用です。覚えておいて損はない技術です。

1.電工ペンチで被覆を剥いて中の同線を露出させます。

2.導線を交差させてねじりながら、被覆に添わせて締め付けます。ねじりあげた電線を中央に寄せて、電線同士の接触面を大きく確保します。配線の太さと結束部分の太さを揃えるようにしましょう。

3.ハンダを流し込みます。溶けたハンダが導線内部に入れば太くならずに美しく仕上がります。電線にハンダが溶け込みにくいのはハンダゴテが当たってないからです。電線を熱すればハンダが溶け込みやすいです。根気強く電線を熱しながら少しずつハンダを流し込みます。

4.ハンダ付けしたら絶縁テープなどでしっかりとカバーして絶縁します。

初心者にありがちなのが、ハンダを盛りすぎてコブが出来るパターンです。ハンダゴテの熱は配線にも伝わるので熱に弱い機器の接続は手早く行いましょう。ハンダゴテや溶けたハンダでやけどしないような環境作りも大事です。メカドルは必ず床に座って行っています。