エアコンのニオイを解消方法を解説
一番すぐに解消できるのはエアコンフィルターの交換ですがエアコンフィルターの交換だけではニオイが取れない場合があります。その場合はエアコン内部(エバポレーター)の洗浄を行います。まずエアコンフィルターの交換から解説です。
1.一般的な車種はグローブボックスの奥やセンターコンソール付近にフィルターがあります。グローブボックスや内装の外し方は車種によって異なるので事前に調べましょう。
2.グローブボックスの奥の内装をボルトを抜いて外します。エアコンフィルターが見えるので、フタを取ってフィルターを外します。フィルターには車外からの空気に含まれるチリやごみなどが付着しています。フィルターのゴミはニオイの原因にもなりゴミを通った空気が車内に送り込まれてしまいます。メカドルの場合、中古で購入した車であればすぐにエアコンフィルターを交換します。
3.フィルターにクッションテープを貼ります(車種による)異音や損傷を防ぎます。フィルターは向きの指定があるので注意しましょう。濾過性能に影響が出ます。フィルターを設置し、フタを閉めて完成です。場所さえわかれば手間はかかりません。汚れの蓄積が軽微だった場合は掃除などのメンテナンスもおすすめです。
次にエバポレーターの洗浄作業の解説です。エバポレーターとはエアコンガスを使って空気の冷却や除湿を行う熱交換器です。水滴が発生するため汚れやカビが付きやすいです。ブロアファンの清掃ではなくエバポレーターの洗浄です!
1.今回はマツダのクリーナーを使用しますが他メーカーのディーラーでも購入可能です。製品によって使い方が異なるので注意書きをよく読みましょう。作業前にエアコンを指定の設定に変更します。この設定も製品によって違いがあります。今回はエアコンOFF、風量最大、外気導入、フェイスモードです。
2.洗浄時にドレンから汚れた水が排出されるので、必要あればバケツを用意します。
3.ファンに吹きかけるタイプのクリーナーは風に乗せて成分をエバポレーターに送ります。他に、エバポレーター本体に直接吹きかけるタイプもあります。
4.チューブから泡状の洗浄成分が噴出されます。この泡でエバポレーターの汚れを落とします。室内に汚れが付着する場合に備えてビニールなどでカバーしておきましょう。
5.洗浄成分をいきわたらせるために時間を置きます。待ち時間は製品によって異なります。今回はフィルターや内装を戻し、エンジンをかけて20分待ちます。
フィルター交換とエバポレーター洗浄でエアコンからの悪臭は解消されます。