【イベレポ】バンコクインターナショナルオートサロン-Part2-【メカニックTV】

バンコクインターナショナルオートサロンのレポート

前回に続いて当日のレポートです。準備を終え、無事イベントが華々しくスタートしました。日光江戸村のステージや主催者の挨拶などオープニングセレモニーが行われています。今回は会場内から気になるマシンをレポートします。会場内の雰囲気は東京オートサロンに近く、車両やブースが所狭しと並んでいます。東京オートサロンは例年金曜から日曜の3日間ですが、バンコクインターナショナルオートサロンは水曜から日曜の5日間開催されます。開催時間はお昼から夜9時半まで、昨年は5日間で63万人以上が訪れました。日本からのスペシャルゲストも大人気です。ドリキン土屋圭市氏のサイン会には長蛇の列ができていました。プロドリフト選手であるポン選手に話を伺いました。ポン選手が展示していたのはR32スカイラインです。4WDのGT-RではなくFRのタイプMがベースです。タイで始めようとしているドリフトスクールのため、昔から使っていたスカイラインをリメイクしたそうです。軽量化を目指すマシンではボンネットを軽くて高剛性のあるドライカーボン製に交換します。高出力を求めエンジンはRB26DETTに換装していました。話を伺っている最中に上野選手にも遭遇しました。

続いてやってきたのは日産のブースです。最新モデルのR35GT-Rが展示されていました。日本での最新GT-Rの新車価格は約1000万円~約1870万円(約300万~約560万バーツ)ですが、バンコクの展示会場で直接購入すると関税にかかり約4500万円ほどになります。続いて見に来たのはハイエース。日本から運び込まれた車両です。展示車両はなんとGT-R用のVR38DETTエンジンに換装されていました。VR38エンジンを搭載するTHR200V改として日本で構造変更が行われています。エンジンのみではなく室内の張替やオリジナルの自動ドアキットなども塗装されています。

ボンネットの特殊塗装に注目したのはクールレーシング×ROHANの86です。ボンネットの鉄板にグラインダーで傷をつけ、その上からキャンディー塗装が行われています。ボンネットのグラインダータトゥの上からグラフィックを入れて立体感を生み出しています。続いて日本から運び込まれた車両トミーカイラブランドの復帰作となるR35です。全幅が2mを超えるこのマシンは2018年末にコンプリートカーとして販売予定です。搬入日動画でも登場した4ターボシルビアはタイの来場者からも大注目を集めていました。最後尾に備えられているのはラジコン飛行機用のジェットエンジン2つです。ジェットエンジンの推進力を使って車を地面に押し付けているそうです。メカドルが注目したR8は神奈川のアウディ―専門チューナー「バランスイット」のデモカーです。スーパーカーの中では目立たない方ですがV10エンジンは標準モデルで540ps、高性能モデルでは610psもの出力を誇ります。

ここで紹介した以外にも会場内にはタイのチューナーが仕上げたマシンが多数あります。タイ観光旅行も兼ねて遊びに行ってみてはいかがでしょうか?!