キャリパーのオーバーホールのポイントを2回に分けて解説
10年ほど経った車はゴムの部分を交換するオーバーホールを行いましょう。キャリパーについているピストン(※動画参照)に使われているゴムを交換する作業です。また、ピストンが固着しているとブレーキが効かなくなるので、ピストンを交換する場合もあります。
1.ホースクランププライヤーを使ってブレーキホースを止めます。ブレーキフルードは塗装がはげてしまうので、取り扱いに注意しましょう。
2.キャリパーを取り、ピストンを取りますが、錆で取りにくいことがあります。その場合はキャリパーを取る前の段階で、ブレーキを踏めば油圧でピストンが出てくることがあるので、その勢いで取ることもあります。
3.ブレーキを踏んでも取れない時はまずキャリパーを取り外し、エアーでピストンを外します。この時、ウェスなどを挟みこみ、押さえます。エアーを少しずつ送り込みピストンを外します。
4.ゴムも全て新しいものに交換します。ピストンの錆びがひどいと削る人がいますが、ピストンを数ミリ削るだけでオイルが漏れる原因となります。無理に錆びを取るのではなく、新しいものに交換しましょう。本体も錆びていたら交換するようにしましょう。
5.ピストンを戻す際にブレーキフルードを内側に塗ると滑りがよくなります。