整備士の仕事をしていると、会社から営業など別の仕事への転属を命じられる人もいます。このような場合、断るとどうなってしまうのかがテーマ。
会社によっては期限付きで営業研修を命じたり、本人の適性から営業転属を勧めることもあります。メカドルも女性という立場として整備士ではなく接客をしてほしいと度々お願いされたそうです。メカドルの場合は整備士として働きたかったので、今までも断ってきており、断ることで気まずくなる事はなかったとのこと。
レソリューション古海さんは、再び整備士に戻れるような期限付き営業を命じられた場合は是非チャレンジしてほしいと勧めています。営業目線で整備士をすると違う視点を持つ事ができ、お客様に対しても気配りが出来るようになる等経験を積めるので、一度はやってみると良いです。メカドルもディーラー所属時代は整備士と営業がぶつかる事があったそうで、整備士から営業に転属することで整備士と営業それぞれの立場を理解できる架け橋的存在が増えたらいいと語っています。接客も同じように、営業と整備士の緩衝材的立場になれる事が期待されます。
特に今は整備士でもカー用品の営業を任されたり、メーカーによってはお客様誘導を任されることがあります。お客様の立場からするとツナギを着た整備士が前に出てくる事で安心感や信頼感を得る事ができます。そういった面からも、人生経験として営業や接客を経験しておくというのは大事です。転属の声をかけられる人は通常適性があると判断された人で、整備士から営業への異動は可能ですが、営業から整備士への異動は現実的に難しいです。整備士から営業へ異動し、そちらの方が向いており整備士に戻らない人もいます。そのような点を踏まえると、せっかくのチャンスを逃すのは勿体ないです。もし上司から営業転属の声がかかった時どうするか…チャンスを掴むのはあなた次第です!