今回はオイル交換作業のノーカット版、オイル抜きの待ち時間も余さずお届け!
作業にかかる時間をリアルにお伝えします!(エンジンオイルの交換は4月12日にご紹介しています)
◎用意したもの
エンジンオイル、廃油処理箱、ジョッキ、レンチ、ウエス、パーツクリーナー、手袋
オイルの必要量は車両の説明書のほか、用品販売店でも調べることができます。
オイルフィルター交換の有無でも、オイルの必要量が変わるので注意!
①オイルを抜く前にフィラーキャップを開きます。抜いた後に開かないと大変なことになります。フィラーキャップを開いておくことで、オイルが安定して素早く抜けます。固く締まったフィラーキャップはプライヤーなどを使い緩めます。
②エンジンオイル交換はリフトが無くてもジャッキアップでの作業も十分可能です。
※今回は撮影のためにリフトを使っています
※撮影のため装着していませんが、車の下に潜る時にはヘルメットなどの保護具の装着を推奨します
固いボルトを緩める時には、強い力を瞬間的にかけるのがポイント。
③廃油処理箱を開いて組み立てます。ドレンボルトは再利用するため、落としてしまうと洗浄などの手間が増えてしまいます。排出されるオイルは勢いが変わっていき落ちる場所が変わるので、注意が必要です。ドレンボルトの金属製パッキンは再使用不可のため交換します。
オイルが抜けきるまでには時間がかかります。この間に他の作業をすることも可能です。
オイルが抜けてきて雫となってきたら、オイルの排出待ちはそろそろ終了です。オイルが抜けたらドレンボルトを戻します。オイルパン周辺に付着したオイルはパーツクリーナーなどで落としておきます。
廃油処理箱は地域の条例などに従って、適切な方法で処理する必要があります。
ドレンボルトは締め過ぎや緩め過ぎに注意。トルクレンチでの適正な締め付けが必要です。
④オイル缶から直接の注入は難易度が高いです。小さなじょうごでもいいので用意しているといいでしょう。小さいジョッキでは4ℓ入りきらないので、何度かに分けて注入する必要があります。
オイルが出る瞬間や勢いが良すぎる時は、オイルがこぼれやすいので要注意。
⑤オイルの注入が終わったら、量を確認します。最終的な量の確認はエンジンをかけ、オイルが循環してから行います。エンジンを止めて量の最終確認。上限と下限の間ならOK。
作業が終わってから漏れが無いか、下回りを確認などすればなお良い。