整備士資格試験の暗記ポイント『渦流室式』について学んでいきます!
◎渦流室式
*シリンダーヘッドに設けられた副燃焼室内に、燃料の噴射を行う形式
*ジーゼル・エンジンで採用されています
シリンダ・ヘッドとピストンの間、そこにある主燃料室とは別にシリンダ・ヘッドに球状の渦流室がある構造になっています。
わかりやすく図を見ながら、具体的な動きについて学んでみましょう。
①運転開始後、圧縮によって熱せられた空気が副燃焼室に入り込みます。
②渦流室にて、圧縮行程で空気の渦流を強制的に発生させます。
③そこへ噴射弁から燃料を噴射し、燃料の大部分を燃焼します。
④最後に残りの燃料が噴孔を通り、主燃焼室で燃焼します。
◎渦流室式のメリット
*燃焼をある程度制御できる
*ジーゼル・ノックと呼ばれる騒音が少なく、高回転化にも適している
◎渦流室式のデメリット
*熱損失が大きい
*燃費の点で直接噴射式には劣るので、直接噴射式が主流となってきていること
ジーゼル・エンジンには渦流室式以外に、前回勉強した直接噴射式もあります。
<渦流室式のポイント>
シリンダーヘッドに設けられた副燃焼室内に、燃料の噴射を行う形式
*メリット
①燃焼をある程度制御できる
②ジーゼル・ノックと呼ばれる騒音が少なく、高回転化にも適す
*デメリット
①熱損失が大きい
②燃費の点では直接噴射式に劣る