「整備士試験対策!列型インジェクション・ポンプのカムシャフトとは?」【ミニメカニックTV】第106話

整備士資格暗記ポイント『列型インジェクション・ポンプのカムシャフト』について学んでいきます!

 

カムシャフトとは、断面が卵型のカムが、ひとつ、あるいは複数取り付けられた軸を指します。

カムはこの軸を中心に回転。中心から外周までの距離が一定でないことを利用し、他の部品を反復、動作させる箇所に使われています。

 

それを踏まえた上で、カムシャフトの中でも列型インジェクション・ポンプと呼ばれるものについて学んでみましょう。

Injection=噴射 という意味があります。つまり列型インジェクション・ポンプとは、カムや部品の位置決めをする部品、プランジャーが列型に並んでいる噴射ポンプのことを指しています。

ジーゼル・エンジンの燃料室内に噴射する燃料を、高圧で送り出しています。

 

なお、インジェクション・ポンプにはいくつか種類があります。

今回取り上げた列型だけでなく、分配型、電子制御型、独立型などがあります。

 

*列型インジェクション・ポンプ

日本ではボッシュA型に代表され、エンジンの気筒数分のカムとブランジャーが一列に並んでいます。一般的な4サイクル・エンジンの場合、クランクシャフトが2回転する間に、列型インジェクション・ポンプのカムシャフトは1回転していることも、是非覚えておきましょう。

 

 

<ポイント>

*カムシャフトとは、断面が卵型のカムが、ひとつ、あるいは複数取り付けられた軸の事

*列型インジェクション・ポンプとは、列型になっている噴射ポンプのこと