整備士資格暗記ポイント『列型インジェクション・ポンプのカムシャフト』について学んでいきます!
カムシャフトとは、断面が卵型のカムが、ひとつ、あるいは複数取り付けられた軸を指します。
カムはこの軸を中心に回転。中心から外周までの距離が一定でないことを利用し、他の部品を反復、動作させる箇所に使われています。
それを踏まえた上で、カムシャフトの中でも列型インジェクション・ポンプと呼ばれるものについて学んでみましょう。
Injection=噴射 という意味があります。つまり列型インジェクション・ポンプとは、カムや部品の位置決めをする部品、プランジャーが列型に並んでいる噴射ポンプのことを指しています。
ジーゼル・エンジンの燃料室内に噴射する燃料を、高圧で送り出しています。
なお、インジェクション・ポンプにはいくつか種類があります。
今回取り上げた列型だけでなく、分配型、電子制御型、独立型などがあります。
*列型インジェクション・ポンプ
日本ではボッシュA型に代表され、エンジンの気筒数分のカムとブランジャーが一列に並んでいます。一般的な4サイクル・エンジンの場合、クランクシャフトが2回転する間に、列型インジェクション・ポンプのカムシャフトは1回転していることも、是非覚えておきましょう。
<ポイント>
*カムシャフトとは、断面が卵型のカムが、ひとつ、あるいは複数取り付けられた軸の事
*列型インジェクション・ポンプとは、列型になっている噴射ポンプのこと