「整備士試験対策!ジーゼル・ノックとは?」【ミニメカニックTV】第102話

整備士資格暗記ポイント『ジーゼル・ノック』について学んでいきます!

 

ジーゼル・ノックとは、エンジンに起こる異常な衝撃振動のこと。詳しく言うと、エンジン内の可燃混合気が急激に燃焼し、異常に圧力が上昇することによって発生する衝撃振動のことを指します。

ジーゼル・ノックが引き起こされる原因を知るには、まずジーゼル・エンジンについて知る必要があります。

 

◎ジーゼル・エンジンの仕組み

空気をシリンダ内に吸入し、圧縮します。圧縮され高温になった空気に液体燃料を吹き付け、突発的な燃焼を起こします。

しかし外気温が低いとエンジンが温まりきらなかったり、セダン価の低い、つまり着火性の悪い燃料を使うと着火のタイミングが遅れてしまいます。よって燃焼までに多くの燃料が気化してしまいます。

そうなってしまうと、激しく燃え、圧力が急上昇した際に生じる異常な衝撃振動…つまりそこでジーゼル・ノックが引き起こされてしますというわけです。

 

◎主な改善策

着火しやすい燃料を入れる事で、エンジンが温まりきっていない状態でも液体燃料を着火させやすくできます。

 

 

<まとめ>

*エンジンに起こる異常な衝撃振動

*燃焼タイミングのずれや、空気との混合がうまくいかずに起こる

*改善策として、着火しやすい燃料を入れる