「タイヤが爆発した理由3選!」【ミニメカニックTV】第101話

タイヤのメンテナンスをしっかり行う事で、バーストやパンクを防げます。

過去にはタイヤが爆発したと言う事件があり、その記事に書かれていることを中心に、タイヤが爆発した過去の事故を取り上げます。

 

本日のテーマ『タイヤが爆発した理由3選』

 

◎事例その1

場所は滋賀県の国道1号沿いのガソリンスタンド。49歳男性が大型トラックのタイヤに空気を入れていた所、タイヤが破裂しました。ここで注目するのはタイヤが爆発した時の風圧です。なんとそれだけで手榴弾のような威力があったと言われています。破裂したタイヤが直接当たらなくても、風圧だけで危険だということです。

 

◎事例その2

場所は陸上自衛隊大宮駐屯地。大型ダンプカーのタイヤに空気を入れる作業中にタイヤが破裂しました。事例1も大型トラックで、大型車では事故が起きやすいように思われますが、そうとも限りません。通常車でも十分起こりうることです。ただ、大型車はタイヤが大きいといった意味で、より危ないかもしれません。どんな車でもリスクはあります。

 

◎事例その3

平成22年1月、場所は山形県河北町の建設会社。除雪作業の準備の為、従業員ら3人が除雪作業車のタイヤ直径1.4メートルに空気を入れていたところ破裂しました。

 

タイヤが破裂するのは、タイヤの劣化や損傷が大きな原因と言われています。タイヤはゴムだけでなく、ワイヤーや繊維が組み合わされていて、見かけによらず複雑な構造を持っているので取り扱いには注意が必要です。

また、タイヤの低圧状態にも注意が必要です。そのまま走行を続けていると、知らない間にダメージを受けてしまうこともあります。そして、それを知らぬまま高圧の空気を充填すると、傷を受けた部分が耐えきれずに爆発することがあります。

もし近くで爆発した場合、とっさに逃げるのはほぼ不可能です。

 

対策としては、空気圧をしっかり守ること!これに尽きるでしょう。