「整備士試験対策!熱効率とは?」【ミニメカニックTV】第100話

整備士資格暗記ポイント『熱効率』について学んでいきます!

 

 

熱効率とは、有効な仕事に変えられた熱量と、供給された燃料の発熱量との比を指します。

難しく言いましたが簡単に言うと、燃料を燃焼させることによって得られた熱エネルギーのうち、何パーセントを有効活用出来るか、ということです。

 

算出する方法を説明します。

◎熱効率の計算式

熱効率e=(Q1-Q2)/Q1=1-Q2/Q1

具体例を上げて説明すると、1000ジュールの熱エネルギーを与えられたエンジンがあったとし、そのうち300ジュール分の動力を出力した場合、このエンジンの熱効率は30%です。

熱効率が高い方が、エンジンで効率よくエネルギーを使用できているということです。

なお、全てのエネルギーをエンジンに使う事はできません。残りのエネルギーは発熱や摩擦効率、あるいは振動等で消費されます。

ちなみにジーゼル・エンジンの熱効率は、平均で28〜34%となっています。しかし最近は、内燃機関で熱効率50%超えを達成したという研究結果が報告されました。

 

<ポイント>

*得た熱エネルギーのうち、何パーセントを有効活用できるかを表したもの

*公式から導き出せる