【ミニメカニックTV】第78話「かりんの為になる整備士試験講座「バッテリ電解液」」

整備士資格暗記ポイント『バッテリ電解液』について学んでいきます!

 

 

バッテリ電解液とは硫酸と水を混合した希硫酸のことを指します。

完全充電状態で液温20度の場合、比重の詳細は水1に対して硫酸1.28と言われています。

極板の活性物質である鉛と電解液である硫黄で化学反応を起こし、直流の電気エネルギーを取り出すことができます。また、外部からも電気エネルギーを蓄えることができるすごいものなのです!

 

しかし取扱には注意すべき点が2つあります。

【注意点その1】

バッテリ電解液は、バッテリが持つ容量以上に電気エネルギーが加えられた時、液中の水が酸素ガスと水素ガスに分解されて減ってしまう事があります。日頃から液量の点検を心がけましょう!

 

【注意点その2】

バッテリ電解液は無色透明ですが、見た目に反して腐食性が強く、金属を酸化させたり、触れると皮膚炎を起こしたりするほど危ない液体です。もしバッテリ電解液に触れてしまった時は、速やかに大量の水で洗い流し、必要に応じて病院に行きましょう!

 

 

<バッテリ電解液のポイント>

*水と硫酸を1:1.28に混合した希硫酸である

*化学反応を起こし、直流の電気エネルギーを取り出すことができたり、外部からも電気エネルギーを蓄えることができる

*無色透明だが触れると危険