【ミニメカニックTV】第76話「タコメーターは何を計測しているの?」

タコメーターとはエンジンクランクシャフトの回転数を示す計測器のことです。

タコメーターを見ればエンジンの回転数がわかります。これによりエンジンにかかる負荷を確認できます。

 

名前の由来は海の蛸でも空の凧でもなく、速度を意味するギリシャ語のtacho(タコ)=速度からだと言われています。

 

回転数を確認するメリットは、低燃費で車を走らせることができることです。最も燃費消費量のいい回転数というものがあり、タコメーターを確認しつつその回転数を守り続けていけば効率よく低燃費で運転できるということです。

また、エンジントラブルが起きた時、いつもと同じように車を走らせているのにタコメーターの動きがおかしいことでいち早く異変に気がつくこともできます。車の調子を確認出来る良い指標にもなるということです。

 

ちなみにタコメーターにはメモリMAX付近に赤くなっている部分があり、これをレッドゾーンと言います。このレッドゾーンに差し掛かっている時は要注意です。

エンジンの回転数が上昇しすぎて車に負担がかかっている状態なので、エンジンが故障する恐れがあります。そうならないよう注意して運転を行いましょう。

 

軽トラなどの一部の車にはタコメーターが付いていないことがあります。しかしタコメーターは自分で取り付けることも可能で、勿論車の修理屋さんなどに頼む事もできます。

タコメーター本体の価格が5,000円~20,000円程度、取り付けてもらう場合工費は10,000円~20,000円程度が相場です。

 

運転者が変速しないATの車では必要ないように感じられますが、ATの車にもメリットはあります。先ほど説明したように、予期せぬエンジントラブルが発生した時にタコメーターの異変でそれに気がつく事ができます。

 

他にもタコメーターを確認することで自分の運転の癖を把握し、運転技術の向上に役立てることもできます。