【ゆきちゃんのR35カスタム】オイル交換 ATF(DCTF)編

先週木曜日に引き続いて職権乱用でR35のオイル交換をやって行きます!

 

ここまでの2回でエンジンオイルとリヤデフのオイル交換まで完了しています。

今回はレイアウトなどが少し特殊なR35 GT-Rのミッションオイルの交換を実施!

 

※撮影のため頭部の保護を行っていませんが、下回りの作業時には頭部の保護をお勧めします

 

ドレンを緩めると多少のオイル漏れがありますが、中のドレンチューブの長さがオイル量が適切な高さになっているので、ドレンボルトを抜いてもオイルは排出されません。ドレンチューブを抜くとオイルが排出されます。オイルを入れるときはチューブから圧入し、こぼれてきたところが適量となります。抜く事は簡単にできても入れる為には圧の強いポンプが必要です。

このオイル量の調整方式はR35のほか、新型セレナなどのATにも使われています。

 

今回はチューブから入れるのではなく、別に用意されている注入口から入れます。

デフオイル交換時などと同様に、まずはフィラーボルトから緩めます。(※パイプを使った延長は禁止されているので、使用ツールは自己判断で選んでください)

続いてドレンボルトを外します。この時少量のオイルが出てくる場合もあります。ドレンボルトの奥にあるチューブを抜くと、オイルパン内のオイルが排出されます。

オイルが全て抜けるまでしばらく待ちます。排出量を計測すると注入量の目安になります。

ドレンチューブ、ドレンボルトを戻します。ドレンチューブは中が空洞で割れやすいので必要以上に締め付けないよう注意しましょう。規定トルクは整備書などで確認します。

その後フィラーからフルードを注入します。

 

約10Lを灯油ポンプで入れ続け、約15分で注入完了!

 

フィラーホールからフルードが溢れたらボルトを締めてチェックのために暖気します。ミッション湯温が確認出来るR35の場合はMT操作を行い湯温を50度以上にします。

暖気後に再びドレンまたはフィラーを開け、オイル量が適正かを確認します。(※撮影の都合上動画ではエンジンを停止して行っています)R35の場合は適切に暖気した後で1滴/1秒ぐらいの状態でOK。車種によって異なるので整備書などで確認しましょう。

最後に周囲に付着したオイルを清掃します。車両火災の原因となるため念入りに!

 

ATFの交換方法は車種によって異なり、圧送による循環など設備が必要な場合もあります。

自分でATFの交換を行う場合は整備書などで下調べを行う事が大切です。