法定24ヶ月点検シリーズ!
※撮影のため頭部の保護を行っていませんが、下回りの作業時には頭部の保護をお勧めします。
(21)フレーム・ボディ
点検前の試乗でもチェックを行い、走行中の違和感やきしみ音などに耳を澄ませます。
ヘッドライトやテールランプに破損や曇りによる光量低下がないかを点検します。そのついででフロントガラスはキズの有無を点検。視界を遮るキズは保安基準不適合となります。
車検を通らないポイントが外回りにもあるので、フレーム・ボディに集中せず広い目で見てあげましょう。
路面に近いサスペンションメンバーや下回りのフレームは接触痕などをチェック。沿岸部や融雪剤が使われる積雪地では、ボディやフレームのさびが発生しやすいです。また、長期間に渡って力が加わることでボディに亀裂などが発生する事もあります。
アンダーカバーが装着されている車両は接触痕が残っていることも多いです。アンダーカバーにキズがあっても車検が通らないということはありませんが、よく擦っている方は擦りやすい場所があるので、いつも使っている駐車場に段差があるのかなどの原因があるかを訪ねるとより安心に繋がります。
整備士が気づかないポイントもあるので、もし不具合や気になる場所がある場合にはユーザー側から伝えれば点検してもらえます。
見た目の損傷であればすぐわかりますが、古い車やフレームが歪んでいたとしても車検が通らないということはあまりありません。車検の項目でいうと1項目だけですが、細かいところまで気づく為に下回りも一緒にみてあげることが重要です!