【メカドルが教える24カ月点検!】エンジン・ミッション・デフのオイル漏れ【メカニックTV】

法定24ヶ月点検シリーズ!

⑲エンジン、ミッション、デフのオイル漏れ

今回はエンジン、ミッション、デフのオイル漏れをまとめてチェックします!

エンジンまわりで最初にチェックするのがオイルパン周辺からのオイル漏れの有無です。下回りに加えてヘッドカバー部分もパッキンの劣化でオイル漏れが起きやすいです。エンジンの上方で漏れたオイルは下に落ち、エキマニやマフラーに付着してしまいます。エキマニは大変熱くなる部分なので、そこにオイルが付くと火災の原因に繋がります。オイルは主にヘッドカバー、オイルパン、オイルフィルターなど部品の合わせ目部分から漏れる事が多いです。

ミッションもエンジンと同様に、オイルパンの回りで漏れが起きやすい箇所です。
オイル漏れを理解するには構造を知っている必要があり、オイルがどこを通っているかということも理解していないと全部見てあげることが出来ません。

ATFクーラー等が備えられている場合、パイプやホースのつなぎ目部分も要チェックです。ホースなどゴム製はどうしても劣化してしまいます。
オイルはパイプが通っているところもホースが通っているところもあるので、量をこなしてわかるというよりしっかり見てあげる事が重要になります。

FRや4WDはリヤにデフキャリアがあります。そこのオイル漏れを目視で点検します。
FFや一部MR車はデフがミッション内にあるため、デフ単体での点検は省略されます。

漏れには至ってなくても路面に当たってオイルパンが変化している場合は要注意です!オイルパン内部の磁石がズレてしまっていたり、オイルの吸口が塞がれてしまうこともあります。漏れてなくても変形してしまっている時は交換をおすすめしましょう。

デフやミッションの位置をしっかりと把握し、見落としのないように点検していきましょう!