法定24ヶ月点検シリーズ!
⑯エキゾーストパイプ・マフラ
特にサーフィンやボードに行く人の車は腐食が進み、錆びて割れたり穴があく事があります。
最近は電気自動車でハイブリットにはマフラーがついていますが、リーフなどのタイプはマフラーが無いため点検は省略となります。エンジンオイル等も無いので24ヶ月点検はほぼ省略になります。
マフラーの細部まで点検するためには、リフトなどで車を持ち上げる必要があります。撮影の為に頭部の保護を行っていませんが、下回りの作業時には頭部の保護をお勧めします。
エキマニなどは高い位置のことが多いが、水平対向エンジンなどでは下に位置します。媒体の近くに装着されているO2センサー、その配線が劣化していることもあります。「O2センサーの状態」という項目は無いが、「マフラーの機能」に該当する可能性があるので同時に確認しておきましょう。
車高の低い車などは路面に繰り返しヒットし、マフラーが割れて穴が空いてしまうこともあります。
フランジなど接合部のボルト・ナットにはレンチを当てて緩みがないかを点検します。
マフラーはゴムで吊るされていることもあり、ゴム製のハンガーは経年劣化によって伸びたり切れたりしていないかをチェック。
マフラーは360度見る必要があり、見えない裏側は冷えている時に手をかざし排気漏れが無いか等を点検します。
サビなどの痛みは水が浸透しやすく、接続部分に発生してくることが多い。ガソリンの燃焼で発生する水は、内部からの腐食を起こします。短距離移動が多いと水が抜けずマフラー内に溜まりやすいです。
錆びる環境によく行く人・住んでいる人は、下回りに特殊なコーティング剤を塗布してキズやサビなどを防ぐ方法もあります。錆びる前に対処する事が大事です。
マフラー本体の取り付けや機能に加えて遮熱板が正常かどうかも点検項目です。これがボディ側ではなくマフラー側に付いている場合、固定が緩むと振動で異音が起こる事も。
マフラーひとつでも色んな見方をすると、お客さんに出来るアドバイスも増えてくるので是非視点を変えてチェックしてみて下さい!