【メカドルが教える24カ月点検!】パーキングブレーキレバー・ペダル【メカニックTV】

法定24ヶ月点検シリーズ!

⑮パーキングブレーキレバー(ペダル)

以前はレバーしかありませんでしたが、今はペダルもスイッチもあります。レバーやペダルが24ヶ月点検の対象で、スイッチ式の電動式は省略となります。
(2月21日公開のブレーキ点検と合わせて実施するのが前提の内容となっています)

引きしろの規定量は取扱説明書やメンテナンスノートに記載されています。引きしろを計測する際には、バネ計りなどを使用し正確に計測します。お客様の好みによってノッチ数を短めに要求してくる人もいます。

パーキングブレーキ本体の調整も行う場合は、先に室内でワイヤーを緩めるのがベター。
ドラム式パーキングブレーキの調整方法は3月15日公開のメカニックTVをチェック!また、パーキングブレーキの引きしろ調整は2018年10月5日のメカニックTVで紹介しています!

パーキングブレーキの制動力は保安基準で1.96N/kg以上必要と定められています。効き具合の点検はクリープ現象を使ってパーキングブレーキで止まるか確認する。引きしろを詰めたからといってドラムの制動力が出る訳ではありません。
「効き具合」の点検は室内で行うが、弱い時の調整はブレーキ本体で行います。
24ヶ月点検のドラムのチェックの仕方ではなく、ドラム式やドラムインデックスの調整は3月15日のメカニックTVのやり方で出来るので、合わせてみていただくとわかりやすいです!

今回使用した車はノートなのでレバーでしたが、フットペダル式の場合もワイヤーの張り具合で引きしろを調整します。
最近出来た電子式は引きしろという概念が無いので、項目上は斜線(省略)になります。そのため室内でやる事はほぼありません。効きも車両の診断機能を使って点検します。

今回は室内編だったので分かりづらい部分もあったかと思いますが、実際に点検を行う時には室内の点検とブレーキ側の点検を組み合わせて行います。
重要な点検なので、是非ドラムの分解の回をチェックしながらご覧下さい!