【整備士向け】「レストアと整備の違いって?」【メカニックTV】

レストアという言葉自体は『元に戻す』という意味を持ちます。

一般的に言われているレストアとは古い車を新車に近い状態まで再生させることを言うため、ディーラー等では断る(出来ない)ことが多いです。

場所にもよりますが、違法改造車等は断れるが、30年前の車でもレストアの依頼があればメーカーは直さざるを得ないので、ある意味レストアもする工場と呼べるでしょう。

昔の車はタイヤがボディに隠れていてタイヤの取り方がわからなかったり、エンジンルームの開け方もわからなかったりすることもあるので、メカドルはもはや旧車は触りたくないんだとか。。新車点検が一番楽と感じているようで、旧車のレストアはその対極のポジションと言えるでしょう。

そういった事を含め、レストアを仕事として行う工場を避ける人は少なくないようです。

旧車を好きな方も勿論いらっしゃいます。現代にはないフォルムだったりカッコいいものも多く、新車を購入するより高価なものもあります。
しかし旧車は古すぎるが故に部品がもう作られていないこともあり、自分で部品作りからスタートしなければいけないケースも。昔のフェアレディZなど、もう部品供給も無くなったそういう車を直す、ワンオフで全て作るようなのはレストアを専門でやっている業者さんに相談する方が良いでしょう。
逆に古い車はエンジンを下すのが凄く簡単だったり、電子制御が入っていない、パワステやエアコンが付いていない等現代の車と比べて手間がかからない部分もあります。

完璧な整備士を目指すなら、レストアも出来るようになっておきたいところですね。