【ミニメカニックTV】第65話「かりんの為になる整備士試験講座-ツェナ・ダイオード-」

整備士資格試験の暗記ポイント『ツェナ・ダイオード』について学んでいきます!

 

ダイオードについては以前ミニメカニックTVでご説明したので今回は割愛させていただきます。是非そちらの動画も見てみてください!

 

ツェナ・ダイオードというのは、その名の通りダイオードの一種です。ツェナ・ダイオードも順方向に電圧を加えたときの特性がダイオードと同じです。

しかし逆方向に電圧を加えた場合、比較的低い電圧で電流が流れ、その電圧は一定になりません。つまり逆方向に電圧を加えた時に定電圧を発生させることができます。一般的なダイオードは順方向で使用するのに対して、ツェナ・ダイオードは逆方向で使用されているのです!

 

例えば、電子部品の中には5Vでしか動かないのに、供給する電圧が12Vという事があります。また他にも、電子回路の中には3.3V、5V、12Vというように複数の電圧が必要になる事があります。

対応策として、それぞれの出力電圧に対応した電源を用意するのも一つの手です。しかし電子回路の中で目的の電圧を作ることができれば簡単に解決できます。

これを叶えるのがツェナ・ダイオードです。ツェナ・ダイオードは定電圧になる特性を利用して、『定電圧回路』や『電圧検出回路』として使用されています。別名『定電圧ダイオード』とも言われているのです。

 

 

<ツェナ・ダイオードのポイント>

*逆方向に電圧を加えた時に定電圧を発生させることができる

*定電圧回路や電圧検出回路として使用されている