整備士資格試験の暗記ポイント『ダイオード』について学んで行きます!
ダイオードとは整流作用を持つ電子部品のことです。
整流作用というのは電流を一定方向にのみ流す機能の事です。トランジスタやIC(アイシー)などと同じ仲間で、能動部品とも言われています。このダイオードは電子回路が内蔵された電子製品のほとんどに使用されています。
ダイオードは次の場面で活用されます。
①『電気の流れを整える』
電流の逆流を防いだり、交流を直流に交換したりする回路に組み込まれます。(ブリッジダイオード)
②『電圧を一定にする』
過電圧から電子回路を守ってくれます。(ツェナ・ダイオード)
③『検波する』
例えばラジオの無線信号から音声信号だけを取り出す回路などに活用されています。(ダイオード検波回路)
整備士試験では特にダイオードの整流作用の特性に関しても覚えておくのが良いです!その特性とは…
◎順方向特性
順方向にある一定以上の電圧を加えると、電流がよく流れる事です。
◎逆方向特性
逆方向に電流を流しても、逆方向に電流が流れない事です。
順方向特性と逆方向特性の相互作用はダイオードの基本的な働き方に深く関係していくので、しっかり覚えておきましょう。
<ダイオードのポイント>
*順方向にある一定以上の電圧を加えると、電流がよく流れること。
*逆方向に電流を流しても、逆方向に電流がながれないこと。