【メカドルが教える24カ月点検!】ブレーキペダル/クラッチペダル【メカニックTV】

法定24ヶ月点検シリーズ!

 

ペダル類の遊びや踏みしろの量は車によって異なり、取扱説明書などに記載されています。

実際に車を外で走らせてみて、ペダルが深く行き過ぎないか、またエンジンがかかっている時といない時で踏みしろも変わってきます。

 

⑫ブレーキペダル

⑬クラッチペダル

ブレーキの効き具合は試乗して確認するほか、検査機器のある設備では制動力点検も行う。

ペダルの遊びは作動域の前の空走部分です。定規などを使って適正値かを確認します。一番乗っているお客さんからの情報も重要で、ブレーキやクラッチ操作に違和感があれば点検前にメカニックに伝えておくと良いでしょう。

また、ペダルを奥まで踏み込んだときの床とペダルの距離も点検します。遊びの時と同様に、一番奥まで踏んだ時の床とペダルの隙間も定規などを使って計測します。ブレーキペダルが床につくような時は、ブレーキラインへのエア混入が疑われます。

使う記録簿の様式によっては、計測した遊びや床までの距離を記録するものもあります。

 

クラッチペダルがあるMT車の場合には、同様に遊びや踏み込み量を計測します。

点検項目にアクセルペダルはありませんが、ワイヤー式の場合は調整が必要なことも。ワイヤーが伸びていたりするとレスポンスが悪かったりします。

 

遊びや踏み込み量が適正であることはペダル操作の正確性を保つ重要な要素です。メカドルがよく口に出している『走る・曲がる・止まる』。ハンドルやペダルなど、この三つが関わっている所は重大な事故に繋がることもあるのでよく見て確認しましょう。