【ミニメカニックTV】第61話「中古車の買い取り価格の基準」

中古車の買い取り価格の基準は、年式・走行距離・修復履歴が関わります。(以前メカニックTVでもメカドルがご紹介していましたね!是非合わせてご覧下さい。)

今回はミニメカニックTVでもご説明していきます!

 

多くの中古車買い取り店は、日本自動車査定協会(JAAI)が出している『中古車査定基準』を元に決めています。

*年式・走行距離

年式が古い車には自動車税が増える等の制約が多く、また部品交換の頻度も上がるので買い手が避けることが多い傾向にあります。よって査定額が下がってしまいます。

走行距離も同じく、走行距離が長いほど交換が必要な部品が増えてしまうので査定額も下がってしまう傾向にあります。

ちなみに一般的な走行距離は、年間平均普通車で1万km、軽自動車で8000kmと言われています。なのでこの数値を超えた場合、査定額は下がる傾向にあります。また、車の年式は自動車検査証の『初度登録年月』に書かれている年がその車の年式です。

*ボディの傷やへこみ・塗装状態

引っ搔き傷による線傷・飛び石など衝突による凹み傷など色々ありますが、車は外を走っていれば当然傷が付くので少しの傷では大きな減額にはなりません。しかし大きな傷やへこみが付いてしまったときは大きな減額の対象になります。

また、整備士のプロでない方が傷を隠そうとするとかえって傷の部分が目立ってしまい、更に査定額が下がってしまう事も。修理するときはしっかりした整備工場に出すのが良いでしょう。

*内装の状態

シートにジュースなどの大きな染みや、穴が開いている場合等は交換の必要が出てくるので査定額が大幅に下がる可能性があります。また臭いも大切で、ペットやタバコの臭いを気にする人はいるので査定額に響く要因になります。普段から臭いがこもらないよう掃除や換気を心がけ、普段からキレイにしておきましょう。

*エンジンの状態

エンジンに異音はしないか、オイルやプラグの状態は良好か等がチェックされます。このポイントは日常点検や12ヶ月点検を行っていれば問題ないでしょう。

*事故修復歴・改造工作

ここが基準の中で査定額が大きく変わるポイントです。

修復歴とは、車のフレーム(骨格)に影響するレベルの損傷があった記録の事。そういった事故を起こした車は時間が経ってから別のところに異常が発生するリスクがあります。

改造車は次のオーナーにとって望んでいない機能が入っていたりします。そのため部品交換になる可能性があります。しかしカスタムが好きなオーナーによっては装着されているパーツでプラス査定になる場合もあるので、色んな買い取り中古車買い取り店に見てもらう事が大切です。