【メカドルが教える24カ月点検!】足回り点検・ホイール【メカニックTV】

法定24ヶ月シリーズ

⑤ホイール

『ホイール』の項目はハブやタイヤなど走行に直接大きく関係する部分です。

ハブベアリングのガタの点検はナットを緩める前にリフトアップしタイヤを揺すって行う。またタイヤを空転させて変な抵抗や異音等が無いかも調べる。異常なガタつきや抵抗はどの程度なのか判断するにはある程度の経験が必要です。これをご覧になっている先輩メカニックの方は是非こういうシーンで後輩に共有して欲しいと語るメカドル!

タイヤはまず製造年月をチェック。下4桁が製造週と製造年を表している。ミゾの深さはノギスや専用ゲージで計測。4輪のミゾの深さを記録簿に記載します。4輪の空気圧点検と同時にタイヤの状態を1周全体に渡って点検。

24ヶ月点検の項目には入っていないが、同時にエアバルブもチェックすると良いでしょう。1本だけ空気圧が低くパンクも無い、そんな時にはエアバルブの劣化が疑われます。

この作業を4輪全て行い、スペアタイヤ搭載車の場合は空気圧やタイヤの状態もチェックする。緊急時にのみ使うスペアタイヤだが、空気が抜けていたりすると役に立たないのでスペアタイヤもしっかりチェックしましょう。

 

クルマの中で接地しているのはタイヤのみなので、その状態が安全性や性能を大きく左右します。