【ミニメカニックTV】第55話「かりんの為になる整備士試験講座-水温センサ-」

整備士資格暗記ポイント『水温センサ』について学んでいきます!

 

水温センサとはエンジン冷却水温を検出するサーミスタで、エンジン冷却系統内に設置されています。

電子制御式燃料噴射装置の燃料噴射量および点火進角制御(てんかしんかくせいぎょ)に使用されているセンサーのひとつでもあります。

 

エンジンが求める燃料噴射量は、水温・気温・回転数等の条件によって刻一刻と変化するので、その水温を伝えるのが水温センサの役割です。エンジンに使用される温度センサーの多くはサーミスタというものです。

サーミスタとは温度変化に対して電気抵抗の変化が大きい抵抗体のことで、低温で抵抗値が上がり、高温で抵抗値が下がるという特性を持ち、エンジン水温の範囲は常温からエンジン作動中は100℃程度の間になる。

始動時はインマニ圧や吸入空気量が不安定なものです。始動時にインマニ圧やエンジン回転速度情報は使わず、温度センサ系の情報とバッテリー電圧情報を用い、水温センサで冷却水温を計測して始動時基本噴射時間を決定します。

 

<水温センサのポイント>

*エンジンの冷却水温を検出するもので、温度によって抵抗値が大きく変化するサーミスタを内蔵している。

*冷却水温が高いほどサーミスタの抵抗値は小さくなる。