【メカドルが教える24カ月点検!】冷却装置【メカニックTV】

先週の24ヶ月点検の続きをご紹介!

 

④冷却装置

ラジエターやファンベルトなどエンジン冷却の要となるパートを点検。

チェックする項目は冷却水漏れの有無とファンベルトの緩みや損傷の2点。

 

最初にキャップの開弁圧を調べる。同時にパッキンの劣化等も点検しましょう。

冷却水の漏れの点検は、加圧ができる専用のテスターを使用して行う。加圧した圧力が徐々に下がるようなら、どこかで冷却水が漏れている可能性が高い。エンジン内部の修理は修理費がかかるが、重大な不具合の発生を防ぐことが出来る。加圧による点検は車検項目ではないため、プロによる24ヶ月点検ならではのチェックです。

 

現在の車両では電動ファンも普及したが、ファンベルトは冷却水の中に含まれます。

ゴム製のベルトは張り具合が重要で、緩すぎもきつすぎも不具合に繋がります。ファンベルトは経年劣化で長さが伸びたり、ひび割れ、ミゾが深くなるなどの症状が現れます。新しい素材のベルトはひび割れにくいが、ミゾから千切れることもあるので要注意。ベルトの張りが調整可能な場合には、張りを規定値に収まるよう最適化する。

『ベルト鳴き』は最も分かりやすい症状。異音がしたらプロに点検してもらいましょう。ファンベルトが千切れると冷却機能に加え、オルタネーターの充電やパワステ機能も失われます。