【メカドルが教える24カ月点検!】バッテリーの確認【メカニックTV】

24ヶ月点検、先週の続きをご紹介!

 

③バッテリー・電気配線

日常点検、12ヶ月点検にも含まれるバッテリーは車の中で重要なパート。

バッテリーが劣化すると始動性の悪化、ライトが暗くなるなどの症状が表れます。ただ徐々に劣化していった場合には、その変化に気づけないことも多いでしょう。バッテリーの性能向上で劣化の進行が徐々にではなく急激に表れる傾向にもあります。

劣化の体感が難しくなってきたからこそ、使用期間を把握することの重要性も高い。ユーザーにもメカニックにも有益なので、交換したら忘れずに日付を表記しましょう。

 

点検はバッテリー本体の状態に加え、端子部や周辺の配線の状態にも及びます。

特に中古車の場合はマイナス端子のボルトの締め付け状態をチェック!エンジンがかかっていれば端子が外れてもオルタネーターの発電で問題なく走行出来てしまいます。

 

工場で24ヶ月点検をする場合には、専用のテスターを使った点検も行います。プリントアウトした結果を見てバッテリー交換の必要性を判断します。バッテリー液の量は日常点検の項目ですが、24ヶ月点検にもその項目が含まれます。

テスターの結果を見て比重測定も実施。より精密にバッテリーの状態を調べます。

 

『走行中に充電』するバッテリーは走行距離が短いほど劣化が早まる傾向にあります。

定期的な点検を行って状態を確認し、バッテリーの消耗によるトラブルを防ぎましょう。