【メカドルが教える24カ月点検!】点火装置【メカニックTV】

前回に引き続き24ヶ月点検についてご紹介!

 

②点火装置

長寿命な白金・イリジウムプラグは点検の省略が可能とされている。白金・イリジウムプラグ使用車の場合は点検することを想定していないこともあります。昔の車はIGコイルがむき出しだが、近年の車両はカバーなどで隠されている。再使用不可の部品が必要となるため、プラグ交換に準備が必要なことも。

今では見ることのないディストリビューターは、工場にあるS30Zには装着されていた。キャップ裏側の接点の状態と、本体側のローター部分を点検する。

正常な点火時期は多くの車種でボンネット裏に記載されていることが多い。点火時期を精密にチェックする時にはタイミングライトを使用する。1番シリンダーが点火した瞬間(光る瞬間)にクランクシャフトの目盛りが何度を指すかを見る。しかしエンジンチェックランプや試走の結果から点火時期が正常かを判断することも出来る。

 

<IGコイルがむき出しの車両でプラグを外して点検してみることに>

電極部分には大量のカーボンが堆積し、更には全体的にオイルで濡れている状態でした。

 

不調の原因になりそうなポイントを見つけられるのが定期点検の利点です。