【ミニメカニックTV】第47話「かりんの為になる整備士試験講座‐バキューム・センサ‐」

整備士資格試験の暗記ポイント「バキューム・センサ」について学んでいきます!

 

バキューム・センサとはエンジンに空気を送るインレットマニホールド…通称インマニの圧力を検出するセンサです。インマニの圧力を計測することで吸入空気量を算出しています。このエンジンの吸入空気量を測定する役割は非常に大切で、この空気量をもとに燃料の基本噴出時間が決められます。

どのような仕組みかというと、センサー内にインマニの圧力がかかるようになっているシリコン・チップが取り付けてあります。このシリコンは応力を電気抵抗に変化する性質を持つ半導体で、また、圧力が高くなるほど出力電圧が大きくなります。応力を電気信号にしてエンジンコントロールユニット(ECU)に送ります。ここで求められた応力は吸入空気量に置き換えていて、燃料の噴出時間を決めています。このセンサーが壊れると空気量と燃料のバランスが合わなくなるので、エンジンが不調になります。

 

<バキューム・センサのポイント>

①インレット・マニホールド内の圧力を計測している

②間接的に吸入空気量を求めている

③シリコン・チップは応力を電気抵抗に変化する性質がある半導体を使用

④電気抵抗は圧力が高くなるほど出力電圧が大きくなる