【ミニメカニックTV】第37話「排気量ってなに?」

排気量とは実際の排気の体積量ではなく、エンジンの燃焼行程に関わる容積の大きさのことです。表現としては一般的ではありませんが、つまり「総気筒容量」のことです。

 

車はエンジンの内部でガソリンを燃やし、動力を生み出して走ります。ガソリンを燃やす筒を「シリンダー」といい、そこでガソリンが燃焼すると中の「ピストン」が上下に動きます。

排気量の計算の仕方は

『シリンダーの内径×ピストンの上下運動の長さ×シリンダーの数』

こうして計算した数値が「1200cc」や「2000cc」など車でよく見かける排気量の数値のことを示します。

 

排気量が大きくなると車にあるメリットとは…?

一般的に排気量が大きくなるにしたがって、トルクや馬力は増加する傾向にあります。

 

逆にデメリットとは…?

排気量が多いと自然とエンジンも大きくなり重量も増えるので燃費が悪くなります。重たいだけではなく、同じスピードで燃焼している場合に燃料を沢山使う点も燃費が悪くなる原因です。

それに加え、自動車税は排気量に基づいて納付税額が決められるので自動車税も上がってしまいます。ちなみに国産車はほとんど自動車税区分を意識してエンジンの排気量を設計します。

 

車検証には必ず排気量の記載があるので、自分の車の排気量を確認する際は車検証を見ると良いでしょう。他にも各メーカーさんのHP等にも載っています。