【メカドルの愛車で教える!】日常点検その2【メカニックTV】

前回に引き続き日常点検の内容をご紹介!今回は運転席に座って点検します!

 

 

運転席のチェックポイントは6個あります。

 

①ウォッシャーの噴射状態…エンジンルームでタンクを見たウォッシャーが噴射されるか確認。

②ワイパーの拭き取り状態…①と同時にワイパーの拭き取りが正常かも確認する。ワイパーはゴム製でどうしても劣化してしまうので1年に1回取り替えをお勧めしています。しかし拭き取りが悪いと前が見えないので、悪くなってきたらすぐ替えた方が良いでしょう。

(ウォッシャーの向き調整とワイパーの交換方法は過去にご紹介しています!)

③エンジンのかかり具合…エンジンを始動させてみてスムーズにかかるかをチェック。最近はプッシュ式のエンジンが多く、鍵を回す式のものと比べるとかかり具合のチェックが難しい。なのでポイントは『いつもと同じか』を確認し、異変や異音があれば工場へ持って行きましょう。些細な異変でもプロに相談して診断してもらうと安心です。

④ブレーキの踏み代・効き…ブレーキペダルをめいいっぱい踏み込んだ時の床との隙間や踏みごたえを確認。踏み代や遊び(ペダルに感触が出るまでの距離を『遊び』という)の量は取り扱い説明書等に記載されています。日常点検では精密な計測は不要で、いつもと変わりないかをチェックしましょう。

ブレーキを踏んだ時、奥までスコンと抜けたりタッチが違う等の異変を感じたらすぐに整備工場で原因を究明しましょう。徐々に進行する変化は気づきにくいのでプロによる定期点検も併用すると安心です。

⑤サイドブレーキの引き代…サイドブレーキは引き代や遊びの量が正常か確認する。いっぱいに引いたときの引き代がいつもと変わりないかをチェック。引いた時カチッとなることを1ノッチと言いますが、ハンドとフットでノッチ数が異なります。取扱説明書にはその車ごとのノッチ数や引き代、遊び量の詳細が記載されているので参考にチェックを行うと良い。

1ノッチに行く前の引き代が遊び、経年劣化によってその遊びが多くなるがこちらも多くなりすぎると良くないので合わせて見てみましょう。

⑥エンジンの低速加速の具合…エンジンの暖気が終わったらゆっくり走らせて最終チェック。アイドリングや加速がスムーズか、ペダル等に引っかかりがないか、ブレーキは正常か等を確認します。車全体に渡って異音や振動、何か異変がないかも気にしましょう。雨の日はブレーキが鳴きやすく、新車でもブレーキが鳴く車種もありますが、心配なときはパッドの残量をチェックしてみましょう。

 

 

日常点検は全部で15項目あり多く感じますが、慣れてくると短時間で行えます。車の状態を確認して安全性を高めましょう!