整備士資格試験の暗記ポイント『エア・フロー・メータ(熱線式)』について学んでいきます!
エンジンへの吸入空気量を検出するセンサーで、エアフロ、又はマスフロと呼ばれています。
今回はいくつかある内、主流である熱線式(ホットワイヤー)の解説をします。
熱線式はエアフローメータの吸気経路に白金線(はっきんせん)が設置されています。その白金線が吸気によってどれだけ冷やされたかで吸気量を測定します。吸入管内の空気温度を測定することで、より正確な空気量測定を行うことができます。
デメリットとしては「汚損の影響を受けやすい」という点です。センサーが汚れて不具合を起こすことがあるので、定期的に清掃しましょう!
以前バキュームセンサについて説明しましたが、エアフロとバキュームセンサはエンジンの吸入空気量を測定するという役割に関しては同じです。
『エアフロは電流値の変化を読み取り、吸入空気量を算出して測定する』『バキュームセンサはインマニ圧力と真空室との圧力差による抵抗値の変化を読み取り、吸入空気量を測定する』という違いがあるので、バキュームセンサの動画を見返して、違いを覚えておきましょう。
<エアフローメータ(熱線式)のポイント>
*白金線がどれだけ冷やされたかで吸気量を測定する
*電流値の変化を読み取り、吸入空気量を算出して測定する
*汚損の影響を受けやすい